こんにちは!ツレ旅(@tsure_tabi)です。
私たちは2022年8月から10月までの60日間、ボリビアに滞在しました。
この記事は、2022年10月にボリビアのコパカバーナというチチカカ湖沿いの街に滞在し、ボリビア出国までの様子を書いた旅行記です。
今回の旅行記はコパカバーナを中心に、
・ペルーへの入国準備
・ボリビア最終日の過ごし方
・4000mから眺めるチチカカ湖の絶景
・コパカバーナからペルーとの国境まで移動
・ボリビア出国の様子
などについて書いています。
- ボリビアの通貨は「Bs(ボリビアーノス)」です。
- 以下の料金は2022年10月時点でのレート(1Bs=21円)で書いています。
▼ボリビアのラパスからコパカバーナまでのバスで行く方法は、こちらの記事を読むと分かります。
コパカバーナでペルー入国の準備
2022年10月現在はボリビアの隣国、ペルーの入国条件は3回接種済みであるか、陰性証明書が必要と言われている。
今滞在しているコパカバーナで、某感染症に対応している病院は一つだけ。
しかも午前のみだと近所のツアー会社のお兄さんに聞いたら教えてくれた。
明日の朝、病院に行ってみよう。
コパカバーナの病院へ行く道中
翌日、早起きして宿やバスターミナルから1kmほどの場所にある病院へ向かう。
コパカバーナの街は、朝からチョリータのお母さんが魚を売っている。
何となく日本の朝市みたいな空気感を感じるなあ。
教会横の路地裏を歩いていく。
白い建物がボリビアのスクレみたいな雰囲気を醸し出している。
▼ボリビアの有名なウユニから、憲法上の首都スクレにバスで行く方法をこちらにまとめています。
心配になる積み立て方(笑)
地震とかあまり来ないのかな?と思うのは日本人の性なのか。
コパカバーナは標高3800mと富士山より高い場所に位置している。
アンデスの高地に慣れたつもりだったけれど、病院までの上り坂でもハアハアと息切れしてしまう。
坂を登って振り返るとチチカカ湖が見えた。
そんなこんなで病院に到着。
コパカバーナの病院に到着
目的地の病院名はCentro de Salud Integral Copacabana。
月曜日から金曜日の午前は8:30〜12:00まで、午後は14:30〜18:00まで。
土曜日と日曜日は8:30〜12:00までとのこと。
病院の中は街の様子と打って変わって全員マスクをしている。
そりゃそうか、病院だもんなあ。
事前に質問内容をスペイン語に翻訳したメモを見せながら、ペルー入国に必要な検査を受けたい旨をスタッフのお姉さんに伝える。
するとお姉さんは「この病院でその検査は対応していないよ」「ここで3回目の予防接種をするか、ラパスに戻って検査を受けるかだよ」と優しくゆっくり説明してくれた。
そんなことがあるの!?国境沿いだから検査できるだろうと思ってたよ〜
ラパスまで4時間半かけて戻らなければ行けないのか…
固まっている私たちを見たお姉さんは、理解できていないと思ったようで、スマホで英語に翻訳してもう一度同じ内容を教えてくれた。
お礼を告げて病院をあとにする。
ボリビア出国の決断
できることならばラパスまで戻りたくない!
ネットを見るとつい最近、2回接種でペルー入国していた人が数人いるらしい。
どれが本当の情報だろう?
ボリビア観光ビザの時も、大使館の情報と違っていたから入国情報が更新されていない可能性はある。
▼ボリビアの観光ビザについては、以下の記事にまとめています。
→日本人は観光ビザの延長なしで90日滞在できるようになったって本当?
コパカバーナの宿から国境まで約10kmと近いから、一か八かイミグレに行ってみよう。
ダメだったらラパスに戻ろうと夫と話し合った。
ペルーに入国するには、HPから誓約書の登録が必要。
入国できた時のために宿で申請した。
ボリビア コパカバーナで昼食
午前中色々と動いたらお腹が減ってきた。
ボリビア最後のランチはやっぱり魚が食べたい!
メルカドに行くことにした。
お昼過ぎに行ったからか、いつも賑わうメルカドはもう閉まっているお店が多かった。
何回か食べに行ったおばちゃんのお店は閉まっていたので、隣のお店で注文する。
トゥルチャ(マスのフライ)とスープがついて10Bs。日本円で210円ほど。
隣のお店で食べた時はトゥルチャが20Bsだったけど、小さいからと値段を安くしてくれた。
クセがなくて新鮮な味がする。野菜をつけてくれるのが嬉しいね。
夫はIspi(イスピ)とスープを注文。同じく10Bs。
こちらもサクサクしていて新鮮。ワカサギを揚げたものに近いかな。
どちらもとても美味しかった!大満足。
ボリビアの絶景納め
コパカバーナといえば、チチカカ湖。
夕方はチチカカ湖を見渡せるCerro Calvarioという展望台へと向かう。
コパカバーナの街から展望台の入り口に行くまでにも、上り坂で体力を消耗する。
なんてったって、この街は富士山より標高が高い3800m。
息切れしながら標高4000mの頂上へ
展望台の入り口に到着した。
段差の高さがバラバラな階段と坂を登っていく。
階段を上ってすぐの場所にはトイレがあったり、おやつや飲み物が売っていたりと充実している。
まだ入り口から少し歩いただけなのに、けっこう疲れる。
夕焼けに間に合うのか!わたし!!
歩いて5分もせずにひどい息切れ。
休憩後もすぐにバテバテ。もう降りたい気持ちと絶景を見たい気持ちでずっと葛藤(涙目)
夫は元気なのすごすぎる。体力つけなきゃな。
▼高山病についてのポイントは以下の記事を読むと分かります。
瓶をカラコロ鳴らしながら降りてきたチョリータおかあさん。
息も切らさずさっさと降りていく姿がかっこいい。
ちょっとずつチチカカ湖が見えてきた、頑張れそう!
頂上近くまで来た。
コパカバーナと調べると、よく見る写真の場所。
休憩がてら私たちも写真撮影。
美しい、来てよかったなあ。
コパカバーナの頂上から見える景色と夕焼け
先程の休憩ポイントからもう少し上に登ると、頂上に到着した。
青々とした海と空。本当に気持ちが良い。
さらに奥に進むと、チチカカ湖全体を見渡すことができる。
人気のスポットなのか、他にも観光客数組が夕暮れまで待機していた。
少しずつ変わる空の色と照らされる海を見ながら、2ヶ月間滞在したボリビアの思い出を振り返る。
一番長く滞在した国。ディープなコーヒー農園に行けたことが本当に楽しくて嬉しかったな。
▼ボリビアのコーヒー農園に行った様子をこちらの記事にまとめています。
→コーヒー好きの方必見!コーヒーの実を自力で収穫できました!
ゼーハーした甲斐があるくらい綺麗な夕陽だった。
明日はペルーに入国できますようにと願いながら夕陽を眺める。
コパカバーナの頂上から下山、野良犬の恐怖
夕陽が沈むとあっという間に暗くなり始める。
みんなはササーっと下山していくけど、筋肉痛で笑う太ももと膝に頑張れと言い聞かせて何とか2足一段で下山した。
坂を降りる途中から野良犬1匹と目が合ってしまった。
怖いからすぐに目を逸らしたけどいつまでも付いてくる犬…
坂を下り切ったあたりにはもっと犬が増えている〜!?
街から少しだけ離れた場所で人気もなかったから怖かった。
犬たちと目を合わせず、とにかく街まで歩いていたらいつの間にか居なくなっていた。ホッ。
ボリビア最後の夕食
コパカバーナの街に戻って、お客さんが多い食堂で夜ごはんを食べることにした。
シルパンチョとスープ付き9Bs(189円)セットでこの値段は、ボリビアで1番安いかも。
ごちそうさまでした!
ボリビア出国の日
バスターミナルのPlaza Sucreの広場へ
7時起床。
9時、宿のお父さんにお礼を伝えてPlaza Sucreの広場に向かう。
この広場は長距離バスの発着場所であったり、ボリビアとペルーのイミグレがあるKASANI行きのタクシーが停まっていたりする。
Plaza Sucreの広場で朝食
「taxi!」と呼び込みの嵐だけれど、まずは朝食を食べたい。
私は荷物持ちで広場待機、夫が朝食を買いに行ってくれることに。
夫の朝食はチョリソー入りパスタ6Bs(126円)。
ボリュームたっぷりでコスパ良し◎
出入国がある日は決まって元気がなくなる私は、軽めにコロネ。
3Bs(63円)。甘すぎずサクッと食感の生地がおいしかった。
タクシーでボリビアとペルーの国境KASANIへ
お腹を満たした後はタクシー探し。
タクシーのおじちゃんに、国境のKASANIまで2人で25Bsと言われる。
距離的に1人10Bsまでじゃないかと事前に打ち合わせしていたから、20Bsだよね?ね?と交渉したら納得してくれた。
周りの運転手のおじちゃんたちも笑っていて、バレたなって感じの反応だと思った(笑)
相乗りのチョリータお母さんは半分の距離で5ボリ払ってたから相場かな?
優しい運転で無事にKASANIへ到着した。
高山病予防で持ち歩いていたコ◯の葉は、ペルーに持っていけないので運転手のおじちゃんにプレゼントした。
とっても喜んでくれて、こちらとしても嬉しい。
ボリビア側のイミグレに歩いて到着した。
心配していたビザは問題なく、罰金を支払わずスムーズに出国出来た。
気づけば60日滞在していたらしい。
ボリビアが今旅1番長居していた国になった。
魅力あふれる素敵なボリビア、本当にありがとう〜!
ボリビア旅行におすすめの記事
次はボリビアからペルー記事の後編です。
▼ペルー入国から書いているので、合わせてどうぞお読みください。
▼ボリビアで有名なウユニ塩湖ツアーについて詳しくまとめています。
→見所は雨季だけじゃない!乾季だけのお得なスポットとは…!?