・レインボーマウンテンは絶景って聞くけどどこにあるの?
・予約はどこでできるの?
・ツアーにはどんな服装や持ち物が必要なんだろう…
・レインボーマウンテンのツアーって実際どんな内容なの?
という悩みに、この記事はとても役立ちますよ!
『レインボーマウンテンツアー』のポイントは以下の「6つ」です。
- レインボーマウンテンはペルーのクスコから日帰り観光ができる
- ツアー料金は110ソル/1人(4,180円)※入山料込み
- ツアー時間は4:30AM〜15:30PM(バス往復6時間、登山往復3時間、別途食事の時間)
- ガイドは1人(英語、スペイン語 可能)、朝・昼食つき。
- 服装は脱ぎ着しやすい上着&歩きやすい靴で、水は必須!
- 標高が5,000mを越えるため高山病への予防と対策をおすすめ
2022年10月、実際に現地ツアーへ参加した内容をもとに、予約の取り方や持ち物、ツアーの流れなどを解説します!
- ペルーの通貨は「PEN(ソル)」です。
- この記事の料金は2022年10月時点でのレート(1ソル=38円)で書いています。
ツアー内容から読みたい方は前半を飛ばしてこちらからどうぞ。
レインボーマウンテンってどこにある?
ペルーのクスコから、南東へ約100kmに位置する標高5,100mの場所。
正式名称は「Montaña Vinicunca(ヴィニクンカ山)」です。
別名レインボーマウンテンやMontaña de 7colores(七色の山)、Montaña arcoíris(虹の山)、Montaña de colores(色のついた山)などと呼ばれ、先住民はの方たちにはCerro Colorado(セロコロラド)と呼ばれているそうで、沢山の呼び名がある山です。
約6500万年から200万年前、水がこの山一帯を覆っていた時代の蓄積物が、時間と共に層を作り今のストライプ状のカラフルな見た目になりました。
観光地化したのはここ数年のことで、1990年頃までは雪に覆われていて、地元の人くらいにしか知られていなかったそうです。
その可愛らしい見た目が徐々に登山者の間で噂になり、2016年ころからSNSによって人気が急上昇。
もともと1日数十人程度だった観光客は2年で1日1000人までへ急増し、すっかり人気の観光地となりました。
観光地とはいえ、非常に標高が高いため高山病への予防と対策をおすすめします。
▼高山病の何が危ないのか、何を気をつければいいのかはこちらの記事にまとめました。
→南米旅行の前に知っておきたい、高山病の予防・対策や食べ物ってなに?
レインボーマウンテンツアーの予約方法
ツアー会社を探す(Googleマップ)
クスコの街には沢山のツアー会社があります。
スペイン語が話せる方であれば、気になったお店に直接交渉するのもありです。
私たちはスペイン語に自信がないので、Googleマップでレインボーマウンテンツアーの会社を検索して、口コミの評価が高い会社を2~3件ほど候補にしました。
ツアー会社に連絡(WhatsApp)
ツアー会社のホームページにはWhatsAppで連絡が取れるリンクがあり、レインボーマウンテンに行きたい旨と、日付、人数を伝えるとPDFファイルでパンフレットが送られてきます。
2〜3社のツアー内容と値段を見比べて、自分の希望に合うツアー会社を決めましょう。
基本的にパンフレットはスペイン語ですが、翻訳アプリに貼り付ければ特に問題なく内容が分かります。
値段の相場は1人30USD(120ソル)前後で、値段交渉をすると5〜10ソルほど安くなりました。
“Su possible, puede un poco más barato? Puede 〇〇 soles?” と聞いてみると多少値引きしてくれるかもしれません。
LINEに近いアプリです。日本だとあまり馴染みがないですが、海外だとAirbnbやホステル、ツアー会社などと連絡を取るためによく使います。旅行する前に登録しておくと連絡がスムーズです。
仮予約
上記の流れでツアーを決めたら、仮予約をしましょう。仮予約には以下の情報を送ります。
- 参加者全員のフルネーム
- 参加者の人数
- 参加したい日にち
今回のツアー会社と内容
今回申し込んだツアー会社と内容は以下の通りです。
- 会社名:Tour Montaña 7 Colores
- 値段:110ソル/1人(4,180円)※入山料込み
- 人数:上限20人
- ガイド:1人(英語、スペイン語 可能)
- 往復の送迎
- 朝食(ビュッフェ)
- 昼食(ビュッフェ)
- 登山用ポールのレンタル
※ツアー会社によって入山料が含まれていない場合があるので、しっかり確認しましょう。
ツアー代の支払い&迎え場所の確認
仮予約をすると、WhatsAppでツアー代金の支払い場所のマップ情報が送られてくるので、支払いに行く日とおおよその時間を伝えます。
今回指定されたのはツアー会社のオフィスとは別のホテル兼ツアー代理店だったので、ホテルへ行きツアー代金を支払います。
ツアー会社とホテル間で情報共有されていて、フロントで名前を伝えるとすぐに現金で支払い(カード支払いが可能かは不明)ができました。
支払い時に当日迎えに来てもらう場所と時間を決めるので、ホテルであればホテル名、Airbnbであればマップで住所を伝えると近くの通りまで来てもらえます。
レインボーマウンテンの服装と持ち物
服装
レインボーマウンテンまでは標高4600m〜5100mの高地を片道1時間半〜2時間ほど歩きます。
晴れた時は非常に日差しが強くて上着が要らないくらい暑いですし、頂上付近は風が強く、雪やひょうが降るほど寒くなります。
風を通しにくい素材の上着や、フリースやインナーダウンなどの脱ぎ着しやすい服装が理想です。
道は整備されていて比較的歩きやすいですが、舗装はされていないので底や踵がしっかりとした靴をおすすめします。
持っていってよかったもの
- 水(1リットル/1人)
- 水筒(暖かいお茶)
- 軽食(スニッカーズ)
- リュック
- 防水ジャケット
- 手袋
- 帽子
- サングラス(日差しがかなりきつい)
- トイレットペーパー
- ゴミ袋
- モバイルバッテリー(小さくて軽いもの)
水は必須です。
途中3ヶ所トイレがあるので、トイレの心配はあまり要らないです。
トイレでもペーパーはもらえますが、量が少ないので持っていくことをおすすめします。
使わなかったもの
- カメラの三脚
- 折りたたみ傘(風が強くて壊れそう)
ツアーは歩くスピードが割と早いので、ゆっくり三脚を立てて写真を取る時間がありませんでした。
山頂は狭い斜面にかなりの観光客が押し寄せているので、三脚を立てるのが難しく、ガイドの方や周りの方に撮影をお願いしました。
想像以上に大変なので、なるべく荷物は軽くして行くのがいいと感じました。
レインボーマウンテン ツアー当日の流れ
バス移動 / 行き(4:30AM)
4:30AM。
宿の近くまで迎えに来てくれます。
ワゴン車が到着する前に、ガイドの方が電話して教えてくれます。
2時間ほど走りながら、ガイドの方が当日のグループ名や1日の流れ、登り方のアドバイスなどを車内でアナウンスしてくれます。
- 20人乗り
- 充電なし
- リクライニングなし
- 座席上部に荷物置きあり(28〜32Lのリュックがギリギリ入る広さ)
朝食(6:30AM)
6:30AM。
クシパタという街に到着。
30分ほど朝食を頂きます。
トイレも男女別であります。
トイレットペーパーは外にあるので、使う分を取ることを忘れずに。
バス移動 / 行き(7:00AM)
7:00AM。
バスに乗り1時間ほど未舗装の山道をさらに登るので、人によっては酔い易いかもしれません。
入山(8:00AM)
8:00AM。
登山口の駐車場に到着。
この時点で標高4600m!
登山用ポールを渡してもらったり、歩き始める準備をします。
グループで集合写真の撮影と、Pachamamaパチャママ(ケチュア語・アイマラ語で「母なる大地」の意味)への祈りや声かけをして盛り上がりました。
登山開始
8:20AM。
登山開始。ここから片道1時間半ほどかけて頂上を目指します。
後半の上り坂がかなり大変で時間がかかるので、前半の平地をなるべく早く抜けることをおすすめします。
道が二手に分かれていて、歩行者が山側、馬が谷側を歩くように整備されていました。
しばらく平地が続きます。未舗装ですが平に整備されていて比較的歩きやすいです。
馬
上り始めから頂上の手前まで、いくつも乗馬ポイントがありました。
ご自身で歩くのがきついと感じたら早めに乗っていいと思います。
高い値段を言われる可能性があるので、もし利用される場合はガイドの方と一緒に値段の交渉をすることをおすすめします。
上り:60ソル/1人、90ソル/2人
下り:40ソル/1ソル
※ガイドさん情報。実際に私たちは利用していないことと、乗る場所によって変わるらしいのであくまで目安です。
売店
登山道のあちこちに売店があります。
以下のものをよく見かけました。値段は確認していません。
- 水
- スポーツドリンク
- ビール(クスケーニャ)
- チョコレート
- お菓子
トイレ情報
登山道の途中に3ヶ所トイレがありました。
- 一回1ソル
- トイレットペーパーあり(一回分だけもらえる)
- 便座なし
- 手桶で流す
- 手洗い場あり(石鹸あり)
こんなに山奥のトイレに手洗いと石鹸まであるのがありがたいですね。
※1ヶ所目(山麓側)は混雑しているので時間がかかります。
時間に余裕を持ってのトイレ利用をおすすめします。
アルパカ
写真撮影用のアルパカが登山道の途中や山頂にいました(有料)。
登頂(9:50AM)
9:50AM。
標高5100mの頂上に到着。
イメージしていた景色が目の前に広がり、気分が上がります!
ここで30分の自由時間があり、ガイドの方がたくさん写真を撮ってくれました。
カメラの三脚を持っていきましたが、不安定な斜面と混雑、強風で危険と判断して使いませんでした。
下山(10:20AM)
10:20AM。
下山開始。上る時は余裕がなかったため、同じ道ですがまた違った景色が見えて素敵です。
11:40AM。駐車場に到着。
バス移動 / 帰り(12:00PM)
登山の余韻に浸りながら、朝と同じ未舗装の道をワゴン車で1時間ほど下っていきます。
昼食(12:45PM)
12:45PM、クシパタ到着。
朝食と同じ場所で45分間、ビュフェスタイルの昼食を頂きます。
バス移動 / 帰り(13:30PM)
13:30PM。
またワゴン車に乗り、クスコへ向けて出発。2時間ほど走ります。
解散(15:30PM)
15:30PM。クスコ到着。
サン・ベルナルド通りで全員ワゴン車を降りて解散しました。
街の中心部なので、宿までの帰りも特に困らないと思います。
▼クスコからリマへ行きたい方へ、こちらの記事におすすめのバス情報をまとめました。
【まとめ】レインボーマウンテンの絶景を日帰りで楽しもう!
『レインボーマウンテンツアー』のポイントは以下の「6つ」です。
- レインボーマウンテンはペルーのクスコから日帰り観光ができる
- ツアー料金は110ソル/1人(4,180円)※入山料込み
- ツアー時間は4:30AM〜15:30PM(バス往復6時間、登山往復3時間、別途食事の時間)
- ガイドは1人(英語、スペイン語 可能)、朝・昼食つき。
- 服装は脱ぎ着しやすい上着&歩きやすい靴で、水は必須!
- 標高が5,000mを越えるため高山病への予防と対策をおすすめ
ガイドの方もフレンドリー且つこまめに気にかけてくれるので、今回のツアー会社Tour Montaña 7 Coloresもおすすめです。
決して楽ではありませんでしたが、頑張って登った先に7色の美しい地層の連なりや周りの壮大な山々の景色を見られて、本当に登ってよかったと感じました。
標高5100mという日本では見ることができない世界を体験してみるのはいかがでしょうか?
この記事が、旅に興味がある方や旅人の皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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