・マチュピチュ旅行をしたいけど費用は抑えたい!
・マチュピチュへはどうやって行けばいいの?
・スタンドバイミーコースって聞くけど、どこを歩くの?
という悩みに、この記事はとても役立ちますよ!
『マチュピチュへ最安値で行く方法』のポイントは以下の「5つ」です。
- 会社名:「CHIKARA Sushi & Carajo Lounge Café」の奥にあるチケットオフィス
- 費用:往復65ソル/1人(約2373円)※宿近くからの送迎込み
- 往復の送迎(クスコ〜ハイドロエレクトリカ間)
- 時間(往路):クスコ発 6:30AM〜ハイドロエレクトリカ着 13:30PM
- 時間(復路):ハイドロエレクトリカ発 15:00PM〜クスコ着 21:30PM
2泊3日でマチュピチュ観光をした経験をもとに、バスの予約の取り方から1日の移動の様子や持ち物などを解説していきます。
- ペルーの通貨は「PEN(ソル)」です。
- この記事の料金は2022年10月時点でのレート(1ソル=38円)で書いています。
実際の移動の様子から読みたい方はこちらからどうぞ。
マチュピチュってどこにあるの?
マチュピチュ遺跡はペルーのクスコから北西約70Kmに位置し、標高は2430m。
遺跡にアクセスするには、一度マチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)を経由する必要があります。
マチュピチュ遺跡とマチュピチュ村はどちらも山の中にあるため、到着までに多くの時間を要します。
▼高山病についてのポイントはこちらの記事にまとめています。
マチュピチュ村への行き方
マチュピチュ村への行き方は、5種類あります。
- クスコから電車で直行
- クスコ ー オリャンタイタンボまでバスー 電車
- クスコ ー オリャンタイタンボまでバスートレッキング(通称インカトレイル)
- クスコ ー ハイドロエレクトリカ/水力発電所までバスー 電車
- クスコ ー ハイドロエレクトリカ/水力発電所までバスー 徒歩(通称:スタンドバイミー コース)
5つ目の「バスと徒歩」の組み合わせがマチュピチュまでの移動費用を抑えられ、往復65ソル(2373円)/1人で行くことができました。
今回はこの行き方について解説していきます。
マチュピチュ行きのバスチケットの買い方
バスチケットを扱うツアー会社を探す
クスコの街を歩いていると、沢山のツアー会社を目にします。
スペイン語が話せる方であれば、気になったお店に直接交渉するのもありです。
私たちはスペイン語に自信がないので、Googleマップでツアー会社を検索して、口コミの評価が高い会社を2~3件ほど候補にしました。
バスチケットの値段交渉と予約
ツアー会社の目星をつけたら、実際にお店に行って値段の交渉をしました。
基本的に初めは高めの値段で売ってくるツアー会社が多いため、値段交渉は必須(特に街の中心部のお店は往復80〜90ソル/1人と、かなり高めの値段で言われる)です。
必要以上に高い値段でチケットを買わないためにも、あらかじめチケットの値段の相場を知っておきましょう。
私たちは値段交渉をして初めに提示された値段から15ソル安くなりました。
”Su possible, puede un poco más barato? Puede 〇〇 soles?” と聞いてみると多少値引きしてくれるかもしれません。
さらに、支払いは現金で払うことをおすすめします。今すぐ現金で支払うことを条件に値引きしてくれました。
マチュピチュ行きのバスの詳細
今回申し込んだツアー会社とチケットの内容は以下の通りです。
- 会社名:「CHIKARA Sushi & Carajo Lounge Café」の奥にあるチケットオフィス
- 費用:65ソル/1人(宿近くからのピックアップ込み)
- 往復の送迎(クスコ〜ハイドロエレクトリカ間)
- 宿近く〜バス乗り場までの送迎(朝のみ)
- 時間(往路):クスコ発 6:30AM〜ハイドロエレクトリカ着 13:30PM
- 時間(復路):ハイドロエレクトリカ発 15:00PM〜クスコ着 21:30PM
※ツアー会社によって宿からのピックアップが含まれていない場合があるので、しっかり確認しましょう。
※出発の前日の夜などに、WhatsAppなどで確認の連絡を入れると、会社側の予約忘れなどを防ぎやすいと思います。
マチュピチュへ行くときの服装と持ち物
マチュピチュ村へ行くときの服装
ハイドロエレクトリカからマチュピチュ村までは、徒歩で片道2時間半〜3時間ほど。
大半は平坦な道ですが線路沿いを歩くため、砂利道や線路の枕木の上を歩き続けることになり、雨が降ると滑りやすいです。
スニーカーやトレッキングシューズなど、踵や靴底がしっかりした靴だと足元が安定して歩きやすいと感じました。
経由地のクスコから標高が1300m程下がるため、気温が高くなります。晴れた時は非常に日差しが強くて上着が要らないくらい暑いですし、雨季になると雨が降りやすいです。
雨や風を通しにくい素材の上着や、シャツなどの脱ぎ着しやすい服装が理想です。
山の中を歩くため、かなりの数の蚊やブヨが飛んでいます。実際に全身を何箇所も虫に刺され真っ赤になっている何人もの旅行者を見かけました。
暑いですが、長袖・長ズボンで歩くことをおすすめします。
マチュピチュ村へ持っていって良かったもの
- 水(2リットル/1人)
- 軽食(スニッカーズ)
- 朝食(おにぎり)
- 防水ジャケット
- サングラス(日差しがきつい)
- 帽子
- 虫除け(スプレー/クリーム)
- リュック
- トイレットペーパー
- ゴミ袋
水は必須です。途中何箇所かトイレがあるので、トイレの心配はあまり要らないかと思います。
私たちが利用したトイレはペーパーがなかったため、持っていくことをおすすめします。
マチュピチュ村行き当日の流れ
バスと徒歩全体のルートと時間
クスコを出発し、バスでオリャンタイタンボやサンタ・マリアを経由しながら7時間ほどかけてハイドロエレクトリカ付近まで向かいます。
基本的に峠道で、最後の1〜1時間半は未舗装路(道路というより開通前の工事現場に近い崖の道)を走ります。
乗り物酔いしやすい人は酔い止めを持参すると良いでしょう。
ハイドロエレクトリカからは、さらに約10km線路沿いの道のりを2時間半から3時間半ほどかけて歩き、マチュピチュ村に向かいます。
マチュピチュ村行きバスの出発場所
6:00AM。
ツアー会社の車が、宿の近くまで迎えにきてくれます。
車が到着する前に運転手の方がWhatsAppで連絡をしてくれました。
6:30AM。
クスコの街の中心にある「Plaza Kusipata」で、バスに乗り換えてクスコを出発。
※帰りもこの広場で解散しました。
- 20人乗り
- 充電なし
- リクライニングなし
- 座席上部に荷物置きあり(28〜32Lのリュックがギリギリ入る広さ)
マチュピチュ村行きバスの休憩ポイント
休憩1回目(オリャンタイタンボ付近)
8:00 AM。
オリャンタイタンボの街に近い「RESTAURANT MINIMARKET INKA MISANA」という場所で1回目の休憩(20分程度)です。
トイレを無料で利用(トイレットペーパーは無い)でき、コーヒーやサンドイッチなどの軽食、お土産などが売っていました。
休憩2回目(ピナスニオク付近)
11:00 AM。
ピナスニオクという小さな街付近で、2回目・20分ほどの休憩をとります。
トイレは1ソル(約38円)/1回で利用できます。
お菓子・果物・ハンバーガーや飲み物などが売っていました。
お腹が空いたので、匂いに釣られて8ソルのハンバーガーを食べました。
味について特筆することはないです笑。
日本の祭りの簡易トイレに近い雰囲気。
便座はなく、外に手洗い場(石鹸あり)があります。
マチュピチュ村行きバスの道中
前半の舗装路。
オリャンタイタンボからサンタ・マリア辺りまでが、特にカーブが多い峠道でした。
後半の未舗装路。
サンタ・マリアを過ぎてから1時間〜1時間半ほど未舗装の崖の道を走りました。
運転手の方がかなりスピードを出すので怖かったです。
ハイドロエレクトリカ到着
13:30 PM。
ハイドロエレクトリカ駅の1kmほど手前の広場に到着(クスコへの帰りもここから乗車)。
レストランが2件あります。
売っている物の値段はクスコの倍近いですが、昼食に飲み物や軽食を買うことができます。
商品を買うとWi-Fiのパスワードを教えてもらえますが、繋がりませんでした。
トイレは1ソル(約38円)/1回で利用できます。
徒歩でのマチュピチュ村までの様子
14:30PM。
ハイドロエレクトリカ手前の広場を出発。
出発してすぐに小屋が見えて来るので、名簿に名前とパスポート番号を記入して入山の手続きをします。
1kmほど歩くとハイドロエレクトリカ駅が見えてきます。
帰りの日は、この駅沿いのお店で安く昼食を食べることができました。
道なりに進むと、マチュピチュ方面の看板があるのでそれに従って階段を登ります。
私たちはハイドロエレクトリカ方面に歩き、険しい山道をしばらく登ってしまったので気をつけましょう笑
再び線路まで出たら、あとはマチュピチュ村までひたすら線路沿いに歩きます。
有名なフォトスポットの橋。
ここから右手に、少しだけマチュピチュの棚田を見ることができます。
徒歩の休憩ポイント
線路沿いの道には、何箇所かトイレを利用したり、軽食を買えるポイントがありました。1ソル(38円)/1回が相場のようです。
マチュピチュ村到着
18:00PM。
マチュピチュ村へ到着。ゆっくり昼食を食べたり道中で写真を撮ったりしていたため、到着した頃には辺りがほとんど暗くなっていました。
同じような景色がひたすら続くことと山中で日没を迎える焦りで、最後の方はあまり余裕がありませんでした。
約3時間かかったので、日没時間を逆算して歩くペースを考えると良いと思います。
【まとめ】バスと徒歩で旅費を抑えつつマチュピチュ観光を楽しもう!
『マチュピチュへ最安値で行く方法』のポイントは以下の「5つ」です。
- 会社名:「CHIKARA Sushi & Carajo Lounge Café」の奥にあるチケットオフィス
- 費用:65ソル/1人(宿近くからのピックアップ込み)
- 往復の送迎(クスコ〜ハイドロエレクトリカ間)
- 時間(往路):クスコ発 6:30AM〜ハイドロエレクトリカ着 13:30PM
- 時間(復路):ハイドロエレクトリカ発 15:00PM〜クスコ着 21:30PM
決して楽ではありませんでしたが、頑張って歩いた先にマチュピチュ遺跡を見ると、「天空都市」と呼ばれる理由をより感じられると思います。
天候や服装などいくつかの注意するべきポイントはありますが、現役の線路を歩くという日本では見ることができない世界を体験してみるのはいかがでしょうか?
この記事が、旅に興味がある方や旅人の皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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