・アルゼンチンからボリビアに陸路で入国したけど、ウユニ塩湖にはどんなルートで行けるの?
・タリハのバスターミナルってどんな様子なの?
・アンデス山脈の絶景やリャマを見てみたいな…
という悩みに、この記事はとても役立ちますよ!
2022年8月にボリビアのタリハからトゥピサまでバスで移動した際の内容をまとめました。
ボリビアのタリハからトゥピサへバスで行く方法のポイントは以下の「7つ」です。
- バス会社:JUAREZ C.
- 値段:67Bs/1人(約1,407円)
- 時間:10:00AM~16:00PM(6時間)
- 出発:Nueva Terminal de Buses de Tarija(市内から遠いため市バスを利用)
- 到着:Terminal de Ómnibuses de Tupiza-Centro
- 昼食時間あり ※別途料金(トイレあり)
- 標高約3400m〜3800mの高山地帯の悪路を走る(崖の道でガードレールなし)
では、『タリハからトゥピサへのバス』と『各ターミナルの様子』を解説していきます。
- ボリビアの通貨は「Bs(ボリビアーノス)」です。
- 以下の料金は2022年9月時点でのレート(1Bs=21円)で書いています。
タリハ市内からバスターミナルへの行き方
タリハの長距離バスターミナルは「Nueva Terminal de Buses de Tarija」です。
市内中心部から約7kmほど離れていますが、市バス(現地ではmicro/ミクロと呼ばれる)を利用して安く行くことができます。
私たちはセントロ(市内中心部の意味)の市場からミクロに乗ってバスターミナルまで行きました。
- 料金一回2Bs/1人(約42円)
- バスのフロントガラスあたりに行き先が書いてある
- Googleマップにはバスのルートもバス停も載っていない
- 現地の人(宿の方など)に何番のバスに乗ると目的地に行けるか確認すると良い
タリハ バスターミナル
バスターミナル内は全体的に綺麗で、トイレや売店、両替所などもありました。
Wi-Fi(なかなか繋がりにくい)も使用できます。
タリハ / チケット売り場(1F)
ボリビア国内の様々な都市へ行くバスや、アルゼンチン行きのバスまで沢山のチケットカウンターが並んでいます。
各社が行き先の名前を大声で叫んでいるので、分かりやすいと思います。
会社ごとに値段が少し違うので、何社か尋ねてみるといいでしょう。
因みに、タリハのバスターミナルで長距離バスのチケットを買う際は、パスポートの提示が必要でした。
日本のクレジットカードが弾かれやすいことと、米ドル払いは不可。
ATMも故障しており、ボリビアの現金を持っていなかった私たちは一度途方に暮れました。
チケットカウンターで頼み込んでなんとか米ドル支払いさせてもらいましたが、改めてボリビアのバスの相場から考えると割高な値段で購入した気がします…
入国前にいくらかボリビアの現金を両替しておくことをお勧めします。
※他の都市でチケットを買う際はパスポートの提示必要ない場合が多かったです。
タリハ / トイレ(1F)
トイレはバスターミナルの建物内にあり、使用料の一回1Bs(約21円)を支払うと、一回分のトイレットペーパーをもらえます。
トイレットペーパーは、スペイン語で ”Papel higiénico” (パーペル イヒエニコ)と言います。
トイレットペーパーと言っても通じないことがあるので、覚えておくと便利です。
タリハ / 両替所(1F)
公式か非公式か分かりませんが、荷物預け入れ所(建物中央の大きなチケットカウンターの横の奥)で米ドルからボリビアーノへ両替できました。
バスターミナル職員でも知っている人と知らない人がいるようです。
もしボリビアの現金を持っていない場合はここで両替すると良いと思います。
アルゼンチンから陸路入国する場合、アルゼンチンの通貨「$(アルゼンチンペソ)」を他国の通過へ両替すると非常に悪いレートでしか両替できない場合が多いです。
アルゼンチンペソはアルゼンチン国内で事前に使い切り、ボリビアの通貨を用意してから入国することをお勧めします。
タリハ / 売店(1F)
ターミナルの1階に売店が数件並んでいて、ちょっとしたお菓子やナッツ、飲み物などが売っていました。
ナッツなどは 2Bs 程度で買えるため、両替後に小銭を崩すことも可能です。
タリハ / 食堂(2F)
バスターミナルの2階にはちょっとしたご飯屋さんがあり、値段は街中の食堂に比べて少し高めです。
タリハ / 使用料
長距離バスの乗車前に、バスターミナル使用料が 2Bs/1人(約42円)かかりました。
バスに乗り込む前にターミナルの出口で付近で係員へ支払うと、領収書を渡してくれます。
バスに乗車して、ターミナルを出るまで無くさないように注意しましょう。
ボリビアの長距離バスを使用する際、ほとんどの都市でターミナル使用料がかかります(2Bs〜2.5Bs/42円〜53円ほど)。
バスターミナルによって、値段や支払う場所が異なる(ターミナル出口やバス車内、ターミナル内の支払い所)
バスに乗る前に、確認しておきましょう!
タリハからトゥピサ行きのバス
チケットとバス車内の様子
バスチケットは、「JUAREZ C.」という会社で買いました。
- 値段:67Bs/1人(約1,407円)
- 時間:10:00AM~16:00PM(6時間)
シートは2✖️2列。写真右下から乗り降りします。
シートの大きさや足元の広さは、可もなく不可もなくといったところ。
多少リクライニングができ、カーテンもあります(標高が高くかなり日差しが強いため助かる)。
少し埃っぽいですが、ゴミなどは落ちていませんでした。
座席上の荷物置き。28L〜32L程のサイズのリュックが入りました。
- リクライニングあり
- 充電なし
- Wi-Fiなし
- 車内トイレなし
- 預け入れ料金なし(物凄く砂だらけになるため、カバー必須)
バスのルートと道中の様子
前半は舗装路で、標高約3,400mの山を越えながら走ります。
後半は未舗装路で、標高約3,800mの崖の道(ガードレールは無い)を走ります。
非常に標高が高い地域を走るので、高山病に注意しましょう。
▼高山病のポイントについてはこちらの記事を読むと分かります。
タリハ(標高約1,800m)から、標高3,800m付近まで一気に上がっていきます。
私たちは初めての標高だったため、軽い頭痛と息苦しさを感じました。
バスの休憩ポイント
売り子
ボリビアのバスあるあるですが、バス停や検問所などの停車時間に、車内または車外に売り子の人が来ることが多いです。
大抵は飲み物やちょっとしたお菓子、軽食(サルテーニャ、エンパナーダス)などを売っています。
小腹が空いた時や、食事のタイミングを逃した時などに買っていました。
昼食
上記のルートを半分ほど走った辺りで、ローカルな食堂に立ち寄り全員で昼食を食べられる時間がありました(別途料金)。
ここでトイレを利用できます。
パスタとスープで15Bs(約315円)で、他にもいくつかメニューがありました。
街中より少し高めの値段ですが、どちらも美味しかったです。
トイレ休憩
昼食時間以外には、トイレだけの休憩はありませんでした。
バスのエンジンが止まってしまうことが数回あり、そのタイミングで外で用を足す人が多かったです(男女問わず)。
トゥピサ バスターミナル
トゥピサの長距離バスターミナルは「Terminal de Ómnibuses de Tupiza-Centro」です。
小さな街なので、基本的に徒歩で移動できます。
トゥピサのバスターミナルは小さく、売店や食堂、Wi-Fiなどはありません。
▼トゥピサからウユニへバスでの行き方は、こちらの記事にまとめています。
トゥピサ / チケット売り場
ターミナルの建物内は、ウユニ行きをはじめ国内の街へ向かうバスチケットカウンターが並んでいました。
ベンチがいくつかあり、休憩もできます。
トゥピサ / トイレ
ターミナルの建物の外にトイレがあり、1回1Bs/1人の料金で利用できました。
トイレの入り口にいる係の人へ支払うと、1回分のトイレットペーパーをもらえます。
水道水で手を洗うこともできますが、全体的に清潔とは言い難い環境でした。
【まとめ】バスでアンデスの絶景とリャマを楽しもう!
ボリビアのタリハからトゥピサへバスで行く方法のポイントは以下の「7つ」です。
- バス会社:JUAREZ C.
- 値段:67Bs/1人(約1,407円)
- 時間:10:00AM~16:00PM(6時間)
- 出発:Nueva Terminal de Buses de Tarija(市内から遠いため市バスを利用)
- 到着:Terminal de Ómnibuses de Tupiza-Centro
- 昼食時間あり ※別途料金(トイレあり)
- 標高約3400m〜3800mの高山地帯の悪路を走る(崖の道でガードレールなし)
後半は悪路を直走るため、酔いやすい方は酔い止め薬を持参すると良いと思います。
日本にはない景色を楽しみ、旅を感じられるバス旅になることでしょう。
この記事が、旅人の皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。
ボリビア旅行におすすめの記事
▼ボリビアのウユニまでバスで行きたい方は、こちらの記事もおすすめです。
▼ウユニから他の都市への実際の移動はこちらの記事にまとめています。