こんにちは!ツレ旅(@tsure_tabi)です。
僕は世界一周旅行にコーヒー道具を持ち運び、各国のロースターでコーヒー豆を購入して飲んでいました。
しかし道具や環境が日本とは違うため、海外での美味しいコーヒーの淹れ方に悩みます…
・限られた水や道具で淹れるにはどうしたら良いだろう?
・標高が高くてお湯がぬるい…
・きれいな水が貴重で、ペーパーフィルターを湯通しできない…
・それでも海外で美味しいコーヒーが飲みたい!
どんな環境でもコーヒーにこだわり抜きたい方へまとめた「コーヒーの淹れ方のポイント」は以下の4つです。
- コーヒーとお湯は1:16の比率で抽出する ※例(豆15g:お湯250g)
- コーヒーの粉は中挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#15)
- お湯の温度は86〜89℃(焙煎度合いによって変わる)
- 蒸らし+1投で淹れる
では、『世界一周中でも美味しくコーヒーを淹れる方法』を解説していきます。
世界一周中に使うコーヒー道具
コーヒーを淹れる時に使う道具は、以下の7つ。
- コーヒーミル「HARIO コーヒーミル・スマートG」
- コーヒードリッパー「UNIFLAME コーヒーバネット cute」
- ペーパーフィルター「HARIO V60用 01W(漂白タイプ)」
- ドリップケトル「HARIO V60ドリップケトル・エアー」
- メジャースプーン(HARIOの付属品)
- デジタル温度計「ThermoPro クッキング温度計」
- デジタルタイマー(スマホのストップウォッチ機能)
▼道具については「世界一周に持って行ったコーヒー道具まとめ11選」にまとめています。
まだ読んでいない方はこちらの記事からどうぞ↓
世界一周中のコーヒーの淹れ方の基本
抽出速度が遅い「UNIFLAME コーヒーバネット cute」と、保温性が低い「HARIO V60ドリップケトル・エアー」の相性が抜群に良いんです。
これらのドリッパーとケトルの特性を活かした淹れ方を解説していきます。
用意するもの
- コーヒーの粉:15g
- 86〜89℃のお湯:250g
1:16(コーヒー豆:お湯)の比率で抽出します。
コーヒーの粉の挽き目は中挽き。
HARIO コーヒーミルスマートGの挽き目調節つまみを一番時計回りに回したところから、15段分反時計回りに回した(以下#15)ぐらいが、個人的にはちょうど良い挽き目になりました。
お湯の温度は、コーヒー豆が浅煎りなら89℃前後、深煎りなら86℃以下で抽出します。
淹れ方① コーヒーの粉をセット
フィルターにコーヒーの粉を入れ、ドリッパーを揺らして平らにならします。
淹れ方② 蒸らし
ストップウォッチをスタートしたら、コーヒーの粉全体を濡らすように40gのお湯を注ぎ、40秒まで待ちます。
淹れ方③ 抽出
40秒〜1分30秒まで(50秒かけて)、210gのお湯を注いでいきます。
注ぎ方は、軽く中心へ注いだ後、円を描くように(回す速さはゆっくり、注ぐ湯は太く)。
1分30秒からは、注がずにドリッパー内のお湯が落ちるのを待ちます。
2分15秒になったら、ドリッパー内の湯が落ち切っていなくても抽出終了。
最後にスプーンでコーヒーをよくかき混ぜたら完成です。
焙煎度ごとの淹れ方
ここからは、コーヒー豆の焙煎度ごとのコーヒーの淹れ方を紹介していきます。
浅〜中煎り
標高が低い場合
用意するものはこちら。
- コーヒー豆 15g
- 中挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#15)
- お湯 250g
- 浅煎り:89℃
- 中煎り:86℃
淹れ方は以下の通りです。
- 0秒〜 :〜40g
- 40秒〜 :〜210g 円を描くように淹れる(1分30秒までに注ぎ切る)
- 1分30秒〜:待ち
- 〜2分15秒:抽出終了(ドリッパー内の湯が落ち切る前に終了)
標高が高い場合
南米に多いですが、街の標高が高くてお湯の沸点が90℃を切ってしまう場合があります。
その場合はお湯の温度を下げ、挽き目を一段細くしていました。
用意するものはこちら。
- コーヒー豆 18g
- 中細挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#14)
- お湯 300g
- 浅煎り:86℃
淹れ方は以下の通りです。
- 0秒〜 :〜50g
- 40秒〜 :〜250g 円を描くように淹れる(1分40秒までに注ぎ切る)
- 1分40秒〜:待ち
- 〜3分00秒:抽出終了(ドリッパー内の湯が落ち切る直前に終了)
中深煎り
用意するのはこちら。
- コーヒー豆 15g
- 中挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#15)
- お湯 250g
- 86℃
淹れ方は以下の通りです。
- 0秒〜 :〜40g
- 30秒〜 :〜210g 円を描くように淹れる(1分10秒までに注ぎ切る)
- 1分10秒〜:待ち
- 〜1分30秒:抽出終了(ドリッパー内の湯が落ち切る前に終了)
極深煎り
用意するのはこちら。
- コーヒー豆 15g
- 中挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#16)
- お湯 250g
- 86℃
淹れ方は以下の通りです。
- 0秒〜 :〜40g
- 20秒〜 :〜210g 円を描くように淹れる(50秒までに注ぎ切る)
- 50秒〜 :待ち
- 〜1分20秒:抽出終了(ドリッパー内の湯が落ち切る前に終了)
アイスコーヒー
世界一周中のアイスコーヒーの淹れ方を紹介します。
用意するもの
- コーヒー豆 15g
- 中挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#15)
- お湯 125g
- 浅煎り:89℃
- 中煎り:86℃
- 深煎り:83℃
- 氷 125g
お湯と氷は1:1、コーヒー豆とお湯+氷は1:16の比率で抽出します。
コーヒーの粉の挽き目は中挽き。
HARIO コーヒーミルスマートGの挽き目調節つまみを時計回りに回し、一番閉めたところから15段分反時計回りに回した(以下#15)ところが、丁度良い挽き目になりました。
お湯の温度は、コーヒー豆が浅煎りなら89℃前後、深煎りなら83℃前後で抽出します。
氷はあらかじめコップに入れておきましょう。
①コーヒーの粉をセット
フィルターにコーヒーの粉を入れ、ドリッパーを揺らして平らにならします。
②抽出
蒸らしは無く、30秒かけて125gのお湯を注いでいきます。
注ぎ方は、軽く中心へ注いだ後、円を描くように(回す速さはゆっくり、注ぐ湯は太く)。
30秒からは、注がずにドリッパー内のお湯が落ちるのを待ちます。
1分00秒になったら、ドリッパー内の湯が落ち切っていなくても抽出終了。
最後にスプーンでコーヒーと氷をよくかき混ぜたら完成です。
一連の流れをおさらいします。
- コップに氷を入れておく
- 0秒〜 :〜125g 軽く中心に注いだ後、円を描くように淹れる
- 30秒〜 :待ち
- 〜1分00秒:抽出終了(ドリッパー内の湯が落ち切る前に終了)
- 氷とかき混ぜて完成
【まとめ】海外でもコーヒーを淹れて楽しもう!
コーヒーを淹れるのに使う道具は、以下の7つです。
- コーヒーミル「HARIO コーヒーミル・スマートG」
- コーヒードリッパー「UNIFLAME コーヒーバネット cute」
- ペーパーフィルター「HARIO V60用 01W(漂白タイプ)」
- ドリップケトル「HARIO V60ドリップケトル・エアー」
- メジャースプーン(HARIOの付属品)
- デジタル温度計「ThermoPro クッキング温度計」
- デジタルタイマー(スマホのストップウォッチ機能)
コーヒーの淹れ方のポイントは以下の4つです。
- コーヒーとお湯は1:16の比率で抽出する ※例(豆15g:お湯250g)
- コーヒーの粉は中挽き(HARIO コーヒーミルスマートGで#16)
- お湯の温度は86〜89℃(焙煎度によって変わる)
- 蒸らし+1投で淹れる
世界一周中は各国でコーヒー豆を買いながら、自分で淹れて楽しみました。
Airbnbやゲストハウスなどでは、ホストやゲストに淹れてあげることでコーヒーを通して交流が生まれます。
様々な国で、思い出なども含めた「その瞬間の味わい」を旅と共にぜひ楽しんで欲しいと思います。
この記事が、コーヒー好きの皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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