・ボリビアのコーヒー生産地ってどこにあるの?
・ボリビアのコーヒー農園って個人で観光できるの?
・ツアーにはどんな服装や持ち物が必要なんだろう…
・コーヒー農園ツアーって実際どんな内容なの?
という悩みを解決します!
『ボリビア カラナビのコーヒー農園ツアー』のポイントは以下の「7つ」です。
- ボリビアのコーヒー生産地はラパスからバス(4時間半)で行ける
- カラナビにあるCafe Aventuraでツアーの予約
- プライベートツアーの料金は250ボリ/1人(5,250円)※人数が増えるほど割安になる
- ツアー時間は8:30AM〜16:30PM(車往復3時間、当初は13:00PMまでの予定)
- ガイドは1人(スペイン語のみ)
- 服装は脱ぎ着しやすく、汚れても良い服装&歩きやすい靴がおすすめ
- 山奥なので虫刺され対策は必須(蚊や蜂がかなり多い)
2022年9月、実際に現地のコーヒー農園ツアーへ参加した内容をもとに、予約の取り方や持ち物、ツアーの流れなどを解説します!
- ボリビアの通貨は「Bs(ボリビアーノス)」です。
- 以下の料金は2022年9月時点でのレート(1Bs=21円)で書いています。
ツアー内容から読みたい方は前半を飛ばしてこちらからどうぞ。
ボリビアのカラナビってどんなところ?
カラナビの街は、ボリビアの事実上の首都ラパスから北東に位置するユンガス地方にあります。
ユンガス地方は標高約600m〜2,500mほどの熱帯地域で、温暖な気候とベニ川(アマゾン川の支流)をはじめとする豊かな水源により、コーヒーやフルーツの生産が盛んです。
ラパスからカラナビまでの約160kmの道は、かつて「デスロード」と呼ばれ、崖から車が落下して死亡事故が多発する場所でした。
▼ボリビアのラパスからカラナビへはバスで行けます!こちらの記事からどうぞ。
ボリビア カラナビのコーヒー農園ツアーの予約
カラナビのコーヒー屋さんで直接聞き込み
私たちはコーヒー農園を見学できる保証もなくカラナビの街に来たため、Googleマップの口コミでスペシャリティコーヒーを取り扱っているコーヒー屋さんを探してCafe Aventuraへ。
店主に「見学できるコーヒー農園を知っていますか?」と尋ねると、知り合いのツアーガイドさんの連絡先を教えてくれました。
写真からは伝わりにくいですが、今旅トップ3に入る美味しいハンドドリップコーヒー。
スペシャリティーコーヒーだからと浅煎りにせず、あえて中深煎りにしているのも素敵なポイントですね。
ボリビアあるあるですが、Cafe Aventura の実際の場所はGoogleマップ上と別の場所です。
街の中心広場の Plaza Principal de Caranavi の南西側の交差点の角にありました。
WhatsAppで日時の連絡
その日の夜に、Cafe Aventura の店主から教えていただいた連絡先へ 、WhatsApp でコーヒー農園ツアーの料金や希望の日時をやり取りしました。
LINEに近いアプリです。日本だとあまり馴染みがないですが、海外だとAirbnbやホステル、ツアー会社などと連絡を取るためによく使います。
登録には電話番号が必要なので、日本を出国する前に登録しておくと連絡がスムーズです。
カフェで顔合わせ&前金支払い
コーヒー農園ツアーのガイドさんと、事前にカフェEl Punto del Café Caranaviで顔合わせ。
好きなコーヒーの品種の話しや、当日の大まかな流れの説明を受けた後に前金を支払いました。
コーヒー農園ツアーの会社と内容
今回申し込んだツアー会社と内容は以下の通りです。
- 会社名:Cafe Aventura
- 値段:250ボリ/1人(5,250円)※人数が増えるほど割安になる
- 人数:上限4人
- ガイド:1人(スペイン語のみ)
- 往復の送迎
- コーヒーの収穫・脱穀、カッピング体験
- ジップライン
- 昼食(ご厚意で)
カラナビ コーヒー農園ツアーの持ち物と服装
服装
コーヒー農園は、標高1600m前後の湿地帯にあります。
晴れた時は非常に日差しが強くて上着が要らないくらい蒸し暑く、時期によってはかなりの量の雨が降ります。
私たちがツアーで訪れた時も、途中で土砂降りに遭いました…
防水素材の脱ぎ着しやすい&汚れても良い服装が理想です。
虫が多いので、長ズボンをおすすめします。
基本は車移動ですが、農園内は地面の斜度がきつく足元も不安定なので底や踵がしっかりとした靴だと安心です。
持ち物
- 水(1リットル/2人)
- 防水ジャケット
- 帽子
- 虫除けグッズ(スプレーやクリームなど)
- モバイルバッテリー(小さくて軽いもの)
ツアー中は蒸し暑いので水は必須です。
コーヒーのカッピングのタイミングでトイレに行けるので、トイレの心配はあまり要らないと思います。
山の奥地なので、虫除けの対策をおすすめします。
私たちは農園の蜂に刺されて、その後1週間ほど夫婦で下痢に悩まされました…
▼世界一周に持って行ったコーヒー道具はこちらの記事にまとめています。
カラナビ コーヒー農園ツアー当日の流れ
車でコーヒー農園へ(8:30)
8:30AM。
前日に決めたカナラビの街中の集合場所へ、ガイドさんが車で迎えに来てくれました。
Googleマップに載っていない険しい山道を、コンパクトカーで1時間ほど登っていきます。
もはやガイドさんが居ないと遭難するレベルですね…笑
コーヒーの収穫体験(9:30)
9:30AM。
小さなコーヒー農園に到着。
この農園ではティピカ、カトゥーラ、イエローカトゥアイなどが栽培されていました。
コーヒーの木の品種の説明を受けたり、実際にコーヒーチェリーやコーヒーフラワーを食べて味の違いを感じながら、30分ほど収穫体験をします。
ガイドさん曰く、収穫時期には知り合いや近所の方々で協力しあって収穫するそうです。
コーヒーの木は急斜面に生えるため、立っているだけで大変なほど…
それに加えてシェードツリー(コーヒーの木に陽が当たりすぎないようにする木)や雑草がコーヒーの木の周りに生えているため、収穫作業は想像以上に大変でした。
車でコーヒー農園&農家さんの家へ(10:00)
10:00AM。
また車に乗り、別のコーヒー農園兼農家さんの家へ向かいます。
道の途中で大きな木を伐採中だったので、作業が終わるまでゆっくり待ちました…笑
コーヒーカッピング体験(12:00)
12:00PM。
コーヒー農園兼、農家さんの自宅でコーヒーのカッピング体験をします。
この農園では、ジャワのコーヒーが栽培されていました。
カッピング用のエプロンを借りて、気分が上がってきます!笑
今回のカッピング体験に用意していただいたコーヒー豆は以下の4種類でした。
- ゲイシャ(ウォッシュド)
- パカマラ(ウォッシュド)
- ジャワ・ピーベリー(ウォッシュド)
- カトゥーラ(ナチュラル)
これらのコーヒー豆は全てボリビア産です。
カッピングスプーンで口に吸い込みながら、香りや味わいの点数をカッピングスコアシートに書き込んでいきます。
時間の経過と共に香味が変化していくので時間勝負の作業なのですが、慣れないので時間がかかってしましました。
カッピング作業後は、ガイドさんとボリビア国外のコーヒー事情の話しで盛り上がりました。
日本で人気のスペシャリティコーヒーの生産地や豆の種類、一杯辺りの値段、今まで訪れた国のカフェの様子など、話題が尽きません(私たちはGoogle翻訳で必死ですが…)
コーヒー農家さんの家で昼食(13:45)
13:45PM。
そうこうしている間に、コーヒー農園のお母さんがご厚意で昼食を用意してくれました。
農園の敷地内で育てている鶏の卵を使った卵丼。
こういう優しさが本当にありがたいですね。
食後には、先ほどのカッピングに使った4種類のコーヒー豆で、オリジナルブレンドの素敵な一杯を頂きました。
コーヒー産地の農園で現地の風を感じながら飲む一杯は、とても贅沢な時間でした。
コーヒーの脱穀体験(15:00)
15:00PM。
手動の脱穀機を使って、採れたてのコーヒーチェリーから外皮と果肉を取り除く体験をしました。
乾燥前なので、コーヒー豆の周りはミューシレージというネバネバした粘液質に覆われていることなどの説明を受けます。
コーヒー農園でジップライン(15:15)
15:15PM。
時間が押してきていますが、今回のツアーに入っていたジップラインを楽しみます。
ジップラインの場所に行く途中、急に蜂に刺されてしまうトラブル発生!
農園の方に診てもらったら、問題ないとのことで予定通り決行。
コーヒーの木々の上をすごい勢いで滑り降りる感覚は、独特のスリルと贅沢感がありました。
車でカラナビの街へ(15:30)
15:30PM。
残りのツアー代をガイドさんに支払います。
コーヒー農園を出発し、朝来た道を1時間ほどかけてカラナビの街へ戻りました。
カラナビの街で解散(16:30)
16:30PM。
カラナビの宿近くに到着・解散をしました。
【まとめ】ボリビアのコーヒー農園で生産現場を見てみよう!
『ボリビア カラナビのコーヒー農園ツアー』のポイントは以下の「7つ」です。
- ボリビアのコーヒー生産地はラパスからバス(4時間半)で行ける
- カラナビにあるCafe Aventuraでツアーの予約
- プライベートツアーの料金は250ボリ/1人(5,250円)※人数が増えるほど割安になる
- ツアー時間は8:30AM〜16:30PM(車往復3時間、当初は13:00PMまでの予定)
- ガイドは1人(スペイン語のみ)
- 服装は脱ぎ着しやすく、汚れても良い服装&歩きやすい靴がおすすめ
- 山奥なので虫刺され対策は必須(蚊や蜂がかなり多い)
今回のコーヒー農園ツアーに参加した個人の日本人旅行者は、私たちが初めてだったそうです。
本来のツアーは半日なのですが、その時間を大幅に超えてもゆっくりと私たちに向き合ってくれました。
その優しさにとても感謝しています。
こんなにも山奥で生産されたコーヒーが、海を渡り日本へ来て目の前の一杯になっている。
このことを肌で感じられたからこそ、生産者の方々への有り難みが増して、より味わい深くコーヒーを楽しめるようになりました。
この記事が、旅に興味がある方や旅人の皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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