・アイスランド旅行にはどんなレンタカーが良いの?
・アイスランドにレンタカー会社がありすぎて選べない…
・アイスランドでレンタカーを借りたいけど、費用はいくらかかるの?
という悩みに、この記事はとても役立ちますよ!
『アイスランド旅行でのレンタカーと費用』のポイントは以下の「5つ」です。
- レンタカー会社は「LOTUS CAR RENTAL」が車種豊富&年式が新しくておすすめ!
- レンタカーは車高の高い車がおすすめ!「TOYOTA RAV4」など
- プラチナム保険に加入(Fロード走行可能)
- レンタル代は保険料を含み合計 355,667円(6月のハイシーズンに12日間)
- ガソリン代は合計 43,210円(1Lあたり350~380円、1,800km走行)
では、『アイスランドでおすすめのレンタカー会社と車種』と『実際にかかった費用』を解説していきます。
- アイスランドの通貨は「ISK(アイスランドクローナ)」、通貨記号は「kr」です。
- この記事の料金は2022年6月時点でのレート(1 kr=1.03〜1.05円)で書いています。
▼アイスランドにあるレンタカー会社や車種の選び方などのポイントは、こちらの記事からどうぞ。
アイスランドでおすすめのレンタカー会社
アイスランド国内の会社である「LOTUS CAR RENTAL」のWebサイトから予約してレンタルしました。
「選んだ理由」「良かった点」「気になった点」を以下にまとめます。
レンタカー会社を選んだ理由
- Googleマップでの口コミが高評価(1,330件の星4.8)
- 低評価の件数が少ない(内容も利用者側の問題がほとんど)
レンタカー会社の良かった点
- Webサイトが見やすい
- 車種が豊富で年式が比較的新しい
- 保険の保証内容も分かりやすく明記されている
- レンタカーオフィスでの受け取り&返却がスムーズ
レンタカー会社の気になった点
- 値段が高め
- Webサイトでの予約後、完了のメールが届くまでに時間がかかる
アイスランドで借りたレンタカー
TOYOTAの「RAV4」をレンタルしました。
「レンタカーに求める条件」「良かった点」「気になった点」を以下にまとめます。
アイスランド旅行でレンタカーに求める条件3つ
- 大人2人で快適に車中泊できる
- 長距離を運転しやすい
- ある程度の悪路も走れる
レンタカーの良かった点
- 足を伸ばして寝られる広さがあり、車中泊がしやすかった
- 車体が大きくて風に煽られにくく、長距離を運転しやすかった
- 幹線道路から小道に入ることが多く、車高が高くて本当に助かった
- 収納スペースが多くあって便利
- USB充電のソケットが充実
レンタカーの気になった点
- ありません(笑)
- 強いて言えば、車中泊のときにリアシートを倒しても若干傾斜がつくこと(フルフラットにはならない)
アイスランドでレンタカーを借りた時期/値段/保険
▼この記事を読めば、アイスランド一周旅行の全費用の詳細が分かります。
レンタカーを借りた時期
6月13日から6月24日のハイシーズンに12日間レンタルしました。
海外では初めての運転だったため、レンタカーを借りた初日は運転の練習日に充てました。
ケプラヴィーク国際空港に到着してすぐにロードトリップを始めれば、レンタルの日数を節約できます。
レンタカーの値段
車両代、保険代含めて「合計355,667円」でした。
レンタルした時期が6月中旬のハイシーズンだったため、他の車種も含めてレンタカーの料金がかなり高めです。
当初の想定よりもかなり高額ですが、車もレンタカー会社の対応も満足でした。
因みに1月などのオフシーズンだと、ハイシーズンの3分の1程度の値段でレンタルできます。
レンタカーの加入した保険
- プラチナム保険加入(Fロード保険など込み)
- 保険適応の運転者を1人追加(妻)
- ポータブルWi-Fi付き
レンタカーのガソリン代
- 合計:43,210円(1Lあたり350〜380円)
- 約1,800km走行(山道、幹線道路、未舗装路など)
- 12日間で11回補給
- ガソリン代はレイキャビクが高く、郊外になると多少安くなる
毎日給油の度に4,000円~7,000円ほどかかるので、泣きそうになります…笑
アイスランドのレンタカーの予約/受け取り
アイスランドでレンタカーを借りるときの流れは以下の2つです。
- Webサイトから予約
- 受け取り
▼アイスランドでのレンタカーの受け取りの様子は、こちらの旅行記からどうぞ。
Webサイトから予約
「LOTUS CAR RENTAL」のWebサイトから予約しました。
直接オフィスまでアクセスできない場合は、送迎サービスを利用できます。
送迎場所は「ケプラヴィーク国際空港」「ケプラヴィーク(住所入力)」「レイキャビク(住所入力)」から選択可能
車の大きさごとに、ジャンル分けされています。
値段や駆動方式、定員人数などが掲載されています。
「SILVER」:アイスランドの法律で加入義務の保険のみ
「GOLD」:砂利や砂などによる傷も保証
「PLATINUM」:Fロード走行やパンク、動物、レッカーなど幅広く保証
「運転者の追加」や「チャイルドシート」、「Vaðlaheiðagöngトンネル」の通行料の事前支払いなど選択可能
氏名、Eメールアドレス、住所、電話番号などを記入。
空港送迎をお願いする場合は、到着時刻とフライトナンバーも記入します。
受け取り当日の流れ
送迎もしくは直接レンタカー会社のオフィスへ向かいます。
パスポートを提示して本人確認をしました。
国道1号線沿いの「Vaðlaheiðargöngトンネル」だけ通行料がかかるので、その説明を受けます。
併せてガソリン割引クーポンとコーヒーサービス券(6杯分)をもらいました。
ケプラヴィークの宿とレンタカー会社のオフィスが近く、直接オフィスで受け取り。
Webサイトで事前に予約していたので、とてもスムーズに受け取られました。
「プラチナム保険に入っているから、クラッシュしなければ大丈夫だよー」とあっさり車の鍵を渡されました。
少し心配だったので、念のため車の傷やタイヤの消耗具合を写真に撮っておきました。
アイスランドのレンタカーの返却
アイスランドでレンタカーを返却する流れは以下の2つです。
- レンタカー会社のオフィスへ
- 車の傷などの確認
レンタカー会社のオフィスへ
Web予約をしたときに、返却場所をレンタカー会社のオフィスで登録。
事故に気をつけながら、返却時間前にオフィスへ向かいます。
返却時の条件であるガソリン満タンと、念の為に洗車もしました。
車の傷などの確認
特に傷などの確認をされず、「ロードトリップは楽しかったー?」とだけ聞かれてあっさり返却が終わりました。
事前調べのときに、返却時に車の傷などを確認されると聞いていたので逆に不安でした(笑)
アイスランドロードトリップの様子
アイスランドでレンタルした「TOYOTA RAV4」での、ロードトリップの様子を3点に絞ってご紹介します。
- 車中泊(キャンプ泊)のしやすさ
- 運転のしやすさ
- 悪路走破性
▼こちらの旅行記から、実際の車中泊や食事、キャンプ場の様子が分かります。
→アイスランドの無人キャンプ場で寝起きから絶景を頂きました。
▼アイスランドのスーパーやリアルな自炊の様子は、こちらの記事から読むことができます。
TOYOTA RAV4での車中泊(キャンプ泊)
私たちは車中泊(キャンプ場)とAirbnbを交互に利用しました。
6月中旬~下旬でしたが、最低気温は10度を下回るので正直寒かったです。
私たちの就寝時の環境は以下の通りです。
- 敷布団(ケプラヴィークのAirbnbホストが貸してくれた)
- 防虫シーツ(かなり薄い)
- 緊急用の防寒シーツ
- 上着5~6枚重ね、下着3枚重ね
リアシートを倒すと、大人2人が足を伸ばして快適に寝られました。
秘湯やシャワーに入るために着替える際、車内が広くて助かりました。
暖かい寝袋やマットレスがあると、もっと快適に寝られると思います。
TOYOTA RAV4の運転のしやすさ
毎日200~300km運転しましたが、とても快適に運転できました。
特に良かった点は以下のとおりです。
- 風に煽られにくい(車体がある程度大きい)
- 馬力がある(アイスランドの山道は上り坂が急勾配)
- シートポジションが快適(長時間の運転)
- シート&ハンドルヒーター(アイスランドは寒い)
- クルーズコントロール
- アイスランドは広大な平野を走るため、ついつい制限速度を超えそうになる
- クルーズコントロールなら一定かつ制限速度で巡航しやすい
TOYOTA RAV4の悪路走破性
車高の高さ
- 景色のいいポイントで駐車する場合、段差が大きい
- 秘湯へ行く時、主要道路から小道への段差が大きい
4WD
- 秘湯へのアクセス以外、そこまで必要な場面はなかった
- アイスランドの未舗装路は、平に整備されている
車高の高さが一番RAV4を選んで良かったと思えるポイントでした。
4WDに関しては、アイスランドの未舗装路が思っていたよりも平で走りやすく、RAV4のようなSUVでなくても問題なく走れる区間が多かったです。
アイスランドでの運転の注意点
最後に、アイスランドで実際に運転してみて感じた、運転のポイントを6つ紹介します。
右側通行(左ハンドル)
右側通行(左ハンドル)なので日本と反対側を走ることになります。
一番日本と大きく違う点ですね。
街中や合流などのときに、特に注意しましょう。
ラウンドアバウト(環状交差点)
アイスランドを車で走っていると、ラウンドアバウトをよく通ります。
ラウンドアバウトは信号機がなく、中心の島の周囲を一方向(アイスランドは右方向)に周回します。
ラウンドアバウト内の通行が優先なので、左から来る車に注意して進入しましょう。
天候
すぐに変わる天候
アイスランドは天気が非常に変わりやすいです。
12日間のロードトリップで、1日中晴れたことはありませんでした。
逆に言えば、1日中同じ天気が続かないため、雨の場合でもすぐに晴れてくることが多かったです。
天気で困った時は少し待ってみるのもいいかもしれません。
強風(台風レベル)
アイスランドの風が強い日は、想像を超えた強風が吹きます。
強風の日は、RAV4でも風に煽られて真っ直ぐ走れませんでした。
無理をせずに予定を変更することも大切です。
制限速度
アイスランドの一般的な法定速度は以下のとおりです。
- 市街地で時速 50km
- 未舗装路で 80km
- その他の舗装道路で 90km
アイスランドは各地(特に街への入り口)にオービス(自動取締り装置)が設置されています。
安全のためにも制限速度を守りましょう。
路肩に駐停車禁止
アイスランドは、道路の路肩への駐車は禁止されています。
郊外の幹線道路の制限速度は90kmなので、日本の高速道路上に駐車するようなものです。
実際に観光客が写真撮影のために路肩へ駐車して、後続車にはねられ死亡する事故も起きているので注意しましょう。
有料トンネル
アイスランドの道路は、日本の高速道路のように道路通行料はありません。
しかし、アイスランド北東部の国道1号線沿いの「Vaðlaheiðargöngトンネル」だけ通行料がかかります。
- 普通車(車の重さが3.5トン以下)は1,500kr。
- トンネルを通るときは、事前にWebサイトwww.veggjald.is からオンラインで支払います 。
- トンネルを通った後でも、3時間以内にオンラインで支払えば大丈夫です。
※料金を支払わないでトンネルを通ると、車の料金は2,500kr+レンタカー会社からの超過料金と手数料追加で請求されます。
有料トンネルを通る場合は、必ずオンラインで支払いをしましょう。
海外旅行保険
車両保険に加入しても、交通事故の際に自分自身への補償はありません。
医療費が非常に高く、2日間の入院で実際に200万円以上請求されたケースがあります。
安心してアイスランドを運転するために、海外旅行保険への加入をおすすめします。
私たちは、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを複数枚持っていきました。
旅費を節約したい私たちには、海外旅行保険付帯で年会費無料のエポスカードがぴったりでした。
海外旅行保険付きのクレジットカードを持っていない方は、この機会に1枚作成してみてはいかがでしょうか。
【まとめ】レンタカーを借りてアイスランド旅行を楽しもう!
『アイスランド旅行でのレンタカーと費用』のポイントは以下の「5つ」です。
- レンタカー会社は「LOTUS CAR RENTAL」が車種豊富&年式が新しくておすすめ!
- レンタカーは車の高い車がおすすめ!「TOYOTA RAV4」など
- プラチナム保険に加入(Fロード走行可能)
- レンタル代は保険料を含み合計 355,667円(6月のハイシーズンに12日間)
- ガソリン代は合計 43,210円(1Lあたり350~380円、1,800km走行)
今回アイスランドを旅行した6月中旬〜下旬は『ハイシーズンでレンタカー費用が高額』になりました…
ハイシーズンを避ければ、レンタカー代を安く抑えることができます!
アイスランドでお気に入りのレンタカーを借りて、ロードトリップを楽しみましょう!
この記事が、旅人の皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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